先に結論です。ゴルフは、日差しの強い昼間に4〜5時間、屋外で過ごすスポーツです。海外の研究では、ゴルフをする人はしない人より、皮膚がんになった人の割合が約2.4倍だったと報告されています。それなのに、日焼け止めをいつも塗るゴルファーは約36%だけという調査もあります。紫外線は「シミ・しわ」だけの問題ではありません。長くゴルフを続けるための体のケアとして、紫外線対策を見直しましょう。
ゴルファーと紫外線の研究
| 内容 | 数字 | 調査 |
|---|---|---|
| 日焼け止めをいつも塗っているゴルファー | 約36% | Weikertほか(2021年) |
| ゴルフをする人の皮膚がんの割合(しない人との比較) | 約2.4倍 | オーストラリア、Stennerほか(2023年) |
| 米国の主要ゴルフウェアで紫外線防御(UPF)の表示がある割合 | トップス16.7%、ボトムス7.1% | 米国の研究(2025年) |
日本でも、2023年の夏には紫外線の強さを示すUVインデックスが、初めて「極端に強い」の水準に達したと報告されています(北教授)。年を重ねると、肌は紫外線のダメージから回復しにくくなります。毎週のようにラウンドするシニアほど、浴びる量は多くなります。
ウェアの色で、紫外線の通し方が変わる
2024年7月に栃木県のゴルフ場で行われた実験では、ピンクのウェアが紫外線をいちばん通し、濃紺はほとんど通しませんでした。ただし、表面の温度がいちばん上がったのも濃紺です。北教授は「表は白、裏地は濃紺」のような組み合わせを提案しています(月刊GEW Web記事)。
つまり、色の濃い服は紫外線には強いが、暑い。明るい色の服は涼しいが、紫外線を通しやすい。紫外線を防ぐ素材のインナーを、明るい色のウェアの下に着るのも一つの方法です。
紫外線を浴びやすい場所
- 首の後ろ:前かがみのアドレスで、いちばん長く日に当たります
- 耳と鼻:キャップのつばでは守れません
- 腕と手の甲:半袖だと4〜5時間むき出しです(左手は手袋で守られ、右手だけ焼ける人も)
- 頭頂部:髪が薄くなると、直接日が当たります
シニアゴルファーの紫外線対策6つ
- つばの広い帽子をかぶる。首の後ろや耳まで影になる、ぐるりとつばのあるハットが人気です
- 腕や首を覆うインナーを着る。UPF50+など紫外線を防ぐ表示のあるものを選びましょう
- 日焼け止めを塗り直す。汗で落ちるので、ハーフの休憩時に塗り直すのが目安です
- サングラスで目を守る。目も紫外線の影響を受けます
- 紫外線の強い時間帯を知る。昼前後がもっとも強くなります。早朝や薄暮のプレーも選択肢です
- 肌の変化に気づいたら皮膚科へ。形が変わる・大きくなるほくろやシミ、治りにくい傷は、早めに相談しましょう
その日の紫外線の強さと、何時に何を着るかの目安は、GOLF100の今日の紫外線判定で確認できます。
ゴルフ場のドレスコードにも注意
日本のゴルフ場は、海外に比べてドレスコードに厳しいといわれます。つばの広いハットやアームカバーは多くのゴルフ場で使われていますが、心配なときは予約時にゴルフ場へ確認しておくと安心です。
まとめ
- ゴルファーは、ゴルフをしない人より皮膚がんの割合が約2.4倍という海外の研究がある
- 日焼け止めをいつも塗るゴルファーは約36%だけ
- 濃い色の服は紫外線に強いが暑い。紫外線を防ぐインナーとの組み合わせも一つの方法
- 帽子・インナー・日焼け止めの塗り直し・サングラス、そして肌の変化に気づいたら皮膚科へ
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