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60代・70代メンズのゴルフウェア選び|若作りに見えない服装とブランドの考え方

クラブハウス前でキャディバッグの横に立ち、ネイビーのポロシャツと白い長袖インナーでフェアウェイを眺めるシニア男性の後ろ姿
この記事の目次
  1. まずはゴルフ場の服装ルールを押さえる
  2. 60代・70代が落ち着いて見える色の考え方
  3. シルエットとサイズは「今の体」に合わせる
  4. 春夏の機能面:紫外線と暑さから体を守る
  5. 秋冬の機能面:防寒レイヤリングでスイングを妨げない
  6. ブランドは「タイプ別」に考える
  7. 予算の目安:一式でいくらかかるか
  8. まとめ:ルール・色・サイズ・機能の順に整えれば迷わない
    1. 今日のラウンド判定

60代・70代の男性がゴルフウェアで迷うとき、答えは案外はっきりしています。「ゴルフ場のルールを守る」「ネイビー・白・ベージュ・グレーを基調に、サイズを今の体に合わせる」「紫外線と寒さは機能素材と重ね着でしのぐ」。この3つを押さえれば、若作りにも老け込みにも見えず、体もラクです。ブランドは「どこが一番か」ではなく、4つのタイプのどれが自分の使い方に合うかで考えると、予算の見通しも立ちます。この記事では、公開情報をもとに服装の基本から予算の目安まで順番に整理します。

まずはゴルフ場の服装ルールを押さえる

ゴルフ場には「ドレスコード(服装の決まり)」があります。ゴルフ用品店や予約サイトのマナー解説では、おおむね次の点が共通しています(ワールドゴルフ「ゴルフ場の服装マナー」、ヴィクトリアゴルフ「ゴルフ場でのドレスコード&マナー」)。

  • 上は襟付きシャツが基本。ポロシャツが定番で、Tシャツは多くのコースで不可とされています。
  • ジーンズ(デニム)は不可。下はゴルフパンツやチノパンが無難で、スウェットやジャージも避けます。
  • ハーフパンツは膝上の短いものは避け、ハイソックスを合わせるよう案内するゴルフ場もあります。
  • 帽子の着用を求めるゴルフ場が多くあります。日差しだけでなく、隣のホールから飛んでくるボールから頭を守る意味もあるとされています。
  • 足元はゴルフシューズ。サンダル類は不可です。
  • クラブハウス(受付や食堂のある建物)では襟付きシャツにジャケットが基本で、名門コースではジャケット必須の場合もあります。帽子やサングラスは外し、シャツの裾はパンツに入れます。

ハーフパンツやモックネック(襟が立ち上がった丸首シャツ)の扱いは「コースによって異なる」ため、初めてのゴルフ場では公式サイトのドレスコード欄を確認しておくと安心です。コースデビュー前の準備全般は定年後にゴルフを始める人へ|60代からの始め方・費用・上達の現実もあわせてご覧ください。

60代・70代が落ち着いて見える色の考え方

「若作りに見えないか」を気にする方は多いのですが、原因の大半は色にあります。派手な色そのものより、全身の色数が多いことが落ち着きを損ねます。基調はネイビー・白・ベージュ・グレーの4色にしぼり、差し色(明るい色や柄)は1色だけ、と決めておくと迷いません。

  • ネイビーのポロシャツ+ベージュのパンツ:いちばん外しにくい組み合わせ。ベルトとシューズの色をそろえると、それだけで整って見えます。
  • 白のポロシャツ+グレーかネイビーのパンツ:顔まわりが明るく、清潔感が出ます。白は汗や芝の汚れが目立つので洗い替えを多めに。
  • 差し色はキャップかベルトで:面積の小さい小物なら、若々しさは出ても「若作り」には見えにくくなります。

色は見た目だけの問題ではありません。環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」では、「色調が濃い衣服の方が紫外線の透過率は低くなります」と説明されています(環境省 紫外線環境保健マニュアル2020)。ネイビーやグレーを基調にする選び方は、日差しの面でも理にかなっているといえます。

シルエットとサイズは「今の体」に合わせる

色と同じくらい印象を左右するのがサイズです。若いころの感覚で細身を選ぶと腰まわりが窮屈に見え、大きすぎると肩が落ちてだらしなく見えます。ポイントは「肩幅と着丈が合っているか」「腰まわりにゆとりがあるか」の2つです。

  • ポロシャツは、肩の縫い目が自分の肩の端に来るものを。着丈は、パンツに入れてスイングしても裾が抜けない長さが目安です。
  • パンツはロングパンツを基本に。足元まで落ち着いた印象になり、ドレスコードで迷うこともありません。ストレッチ(伸縮性)のある素材なら前傾やしゃがむ動作もラクです。
  • 試着では実際に構えの姿勢をとり、腕を上げてみます。背中や肩が引っ張られないかが判断の基準です。
  • パンツの丈は裾直しで自分の脚に合わせる。丈が長すぎるのは年齢を問わず野暮ったく見える原因です。

春夏の機能面:紫外線と暑さから体を守る

ゴルフは半日以上を屋外で過ごします。前掲の環境省マニュアルでは、紫外線の浴びすぎを防ぐ方法として、強い時間帯を避ける、日陰を利用する、日傘・帽子を使う、衣服で覆う、サングラスをかける、日焼け止めを使う、の6つが挙げられています。衣服については「袖が長い襟付きのシャツのように、体を覆う部分の多い衣服」が効果的で、「しっかりした織目・編目を持つ生地」がよいとされています。ゴルフウェアに当てはめると、次のような選び方になります。

  • 半袖ポロシャツの下に長袖の機能インナーを重ねる。腕を覆いながら、UVカット・吸汗速乾(汗を吸って早く乾かす)加工の生地なら暑さもこもりにくくなります。白や黒のインナーならネイビーのポロシャツにも自然に合います。
  • 帽子はつばの広いものが有利。マニュアルでは「幅の広いつばのある帽子は、より大きな効果があります」とされています。つばが一周あるハット型なら首や耳まで覆えます。

ただし、暑さは服装だけで防げるものではありません。60代以降の夏ゴルフでどんなリスクが高まるか、時間帯や水分補給の考え方はシニアの夏ゴルフは何が危険か|熱中症リスクが高い理由と年代別の対策にまとめています。

秋冬の機能面:防寒レイヤリングでスイングを妨げない

寒い時期は「厚い1枚」より「薄いものを重ねる」レイヤリング(重ね着)が基本です。ゴルフ用品店の解説では、肌に触れるベースレイヤー(インナー)、その上のミドルレイヤー(セーターやベスト)、外側のアウターレイヤー(防風・撥水のジャケット)の3層で考え、気温に応じて脱ぎ着で調整する方法が紹介されています。インナーはスイングを妨げないよう、ストレッチ性のある素材が勧められています(東西南北屋「ゴルフ防寒インナー選び方」)。

  • インナー:吸湿発熱(体から出る湿気を吸って熱に変える)や裏起毛タイプの長袖ハイネックが定番。汗をかいた後に冷えないよう、速乾性も確認します。
  • ミドル:袖のないベストは、腕の振りを妨げずに胴体だけ温められるので、ゴルフでは特に使いやすい一枚です。
  • アウター:肩まわりが動きやすいゴルフ用ブルゾンを。クラブハウスでは脱ぐ場面が多いので、その下を襟付きにしておくと安心です。

ブランドは「タイプ別」に考える

ブランドを一つに決める必要はありません。大きく4つのタイプに分けられ、得意分野と価格帯が違います。どれが上か下かではなく、自分の頻度と使い方に合うタイプを軸に、足りない部分を別のタイプで補うのが現実的です。下の表は各社の公式サイトで公開されている情報の範囲でまとめたもので、価格は確認時点のものです。

タイプ特徴と向いている人公式サイトで確認できる例
老舗クラシック系歴史のある伝統ブランド。落ち着いたデザインで、長く着たい人向けマンシングウェア(1886年に米ミネアポリスでニットメーカーとして創業、1955年にニットのゴルフシャツを発表)、ル・コック スポルティフ ゴルフ(1882年フランス創業。掲載商品の例は税込7,700〜30,800円)
スポーツブランド系総合スポーツメーカーのゴルフライン。汗処理や通気などの機能素材が中心アディダス ゴルフ(HEAT.RDY半袖ポロシャツ 税込4,950円)、ミズノ(ポロシャツ、ハイネック、アンダーシャツ、ブルゾン、レインウェアなどを展開)
量販・低価格系ゴルフ専用ではないが、襟付き・ストレッチ・速乾などゴルフに使える商品が多い。まず一式そろえたい人向けユニクロ(ドライEXポロシャツ、感動パンツなど)、ワークマン(2023年10月のリリースでゴルフ向け20品を税込780〜2,900円で発表)
機能インナー系ポロシャツの下に着る長袖インナー類。春夏の紫外線対策と秋冬の防寒の両方で活躍ミズノ ブレスサーモ(吸湿発熱素材のアンダーウェア)、ワークマン(コンプレッションウェアのカテゴリーあり)

一例は「ポロシャツとパンツは老舗クラシック系かスポーツブランド系で1〜2セット、洗い替えとインナーは量販系・機能インナー系」という形です。奥さまや女性のゴルフ仲間の服装は60歳からゴルフを始める女性へ|クラブ選び・服装・仲間の作り方にまとめています。

予算の目安:一式でいくらかかるか

費用はブランドのタイプで大きく変わります。初心者向けの費用解説記事では、ゴルフウェア全体の相場を「約8千〜5万円」とし、量販店ならポロシャツとチノパンで5千円程度、ゴルフアパレルブランドではトップス・ボトムスがそれぞれ1万5千円前後、といった目安が示されています(ステップゴルフ、ゴルフウェア買取、Gridgeの各記事)。

アイテム量販・低価格系の目安ゴルフアパレルブランドの目安
ポロシャツ(トップス)チノパンと合わせて5千円程度1万5千円前後
パンツ(ボトムス)(上記に含む)1万5千円前後
帽子—6千円前後(サンバイザーの例)
クラブハウス用ジャケット5千〜1万円1万5千円前後
グローブ1双1千〜2千円程度1双1千〜2千円程度
ゴルフシューズ1万円前後1万円前後

量販系を中心にすれば上下と小物で1万円台から、ゴルフアパレルブランドで上下と帽子をそろえると3万円台後半が一つの目安です。最初から高いものを買う必要はありません。1シーズン着てみて、自分のプレー頻度が見えてから、長く着る1セットに投資するのが無駄の少ない買い方です。

まとめ:ルール・色・サイズ・機能の順に整えれば迷わない

  • 襟付きシャツ、ジーンズ不可、帽子着用、クラブハウスではジャケット、が服装ルールの基本。細かい基準はゴルフ場ごとに事前確認する。
  • 色はネイビー・白・ベージュ・グレーを基調に、差し色は小物で1色。濃い色は紫外線の透過率も低いとされている。
  • サイズは「今の体」に合わせ、ロングパンツを基本に。試着では構えの姿勢をとって確かめる。
  • 春夏は長袖インナーの重ね着とつば広の帽子で体を覆い、秋冬はインナー・ミドル・アウターの3層で調整する。
  • ブランドは4タイプの組み合わせで考え、見える部分に投資し、枚数と見えない部分で節約する。

ウェアは同伴者への礼儀であり、体を守る道具でもあります。来シーズンの一式を、落ち着いて選んでいただければ幸いです。

参考文献・出典

  1. 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
  2. ワールドゴルフ「ゴルフ場の服装マナー|ジーンズはNG?初心者が迷うドレスコードを解説」
  3. ヴィクトリアゴルフ(スーパースポーツゼビオ)「ゴルフ場でのドレスコード&マナー」
  4. Gridge「ゴルフ初心者必見!ゴルフ道具を揃える費用はいくらくらいかかるの?」
  5. ステップゴルフ「ゴルフ道具一式、値段はいくら?初心者セットの価格やコストを抑えるコツとは」
  6. マンシングウェア公式「マンシングウェアの始まり」
  7. ワークマン公式ニュースリリース「【ゴルフシェア拡大】昨年の4.8倍のラインナップ」(2023年10月31日)

※本製品は衣料品であり、熱中症の予防・治療を目的としたものではありません。