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先に結論です。プロゴルファーになるための試験「プロテスト」の最終の合格ラインは、1ラウンドの平均にすると女子が約71〜73打、男子が約70〜73打でした(2022〜2026年)。これを3〜4日間続けて、ようやく上位に入れます。この記事では、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と日本プロゴルフ協会(PGA)の公式の成績から、会場になったゴルフ場と合格ライン、女子プロテストのホール別データをまとめました。会場のゴルフ場を回るときは、「ここを72で回れたらプロテスト合格ライン」と話題にしながら回ってみてください。
プロテストのしくみ(かんたんに)
- 女子(JLPGA):1次(3日間)→2次(4日間)→最終(4日間)。最終で上位20位タイまでが合格です
- 男子(PGA):1次・2次の予選(2次は3日間)→最終(4日間)。最終で上位50位タイまでが合格です(天候で短くなる年もあります)
- どの段階も、決められた順位までに入らないと次へ進めません。1日だけ良くても足りず、毎日安定して回る力が求められます
女子の最終プロテスト:合格ライン
| 年 | 会場 | 合格ライン(4日間) | 1ラウンド平均 | 合格者/受験者 | 受験者全体の平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県) | 通算±0(288打) | 72.0打 | 22人/106人 | 73.4打 |
| 2024年 | 大洗ゴルフ倶楽部(茨城県) | 通算+4(292打) | 73.0打 | 26人/105人 | 74.2打 |
| 2023年 | JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県) | 通算−5(283打) | 70.8打 | 21人/101人 | 72.1打 |
| 2022年 | 大洗ゴルフ倶楽部(茨城県) | 通算+3(291打) | 72.8打 | 20人/100人 | 74.3打 |
パーはどの年も72です。合格できるのは受験者のおよそ5人に1人。受験者全体の平均(1ラウンド72〜74打)と合格ラインの差は、わずか1〜1.5打ほどです。2026年の最終は、11月3日〜6日に静ヒルズカントリークラブ(茨城県)で行われる予定です。
男子の最終プロテスト:合格ライン
| 年 | 会場 | パー | 合格ライン | 1ラウンド平均 | 合格者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 烏山城カントリークラブ | 70 | 4日間で通算+1(281打) | 70.3打 | 52人 |
| 2025年 | 烏山城カントリークラブ | 70 | 4日間で通算+5(285打) | 71.3打 | 58人 |
| 2024年 | 片山津ゴルフ倶楽部 白山コース | 71 | 4日間で通算+4(288打) | 72.0打 | 51人 |
| 2023年 | 登別カントリー倶楽部 | 71 | 3日間で通算±0(213打)※ | 71.0打 | 55人 |
| 2022年 | 登別カントリー倶楽部 | 71 | 3日間で通算+5(218打)※ | 72.7打 | 51人 |
※2022年は濃霧、2023年は悪天候のため、3ラウンドに短縮されました。2026年はパー70のコースで、4日間ずっと1ラウンド70.3打で回らないと合格できませんでした。
2次・1次プロテストの通過ライン
- 女子の2次(4日間)を通過して最終に進むラインは、1ラウンド平均で約70.5〜74.0打
- 女子の1次(3日間)を通過して2次に進むラインは、1ラウンド平均で約71〜75打
- 男子の2次(3日間)を通過して最終に進むラインは、1ラウンド平均で約71.3〜73.7打
同じ「通過ライン」でも、コースや天気で2〜4打の差が出ます。風が強い年や距離の長いコースでは、ラインが一気に上がります。
女子プロテストの「名物ホール」
女子プロテストは、日本女子プロゴルフ協会がホールごとの平均スコアやパーオン率を公開しています。そこから、プロを目指す選手たちが苦しんだホールを紹介します。
大洗ゴルフ倶楽部 5番(パー4・396ヤード)
2022年と2024年の最終プロテストで、2回とも「いちばん難しいホール」になりました。受験者の平均は2022年が4.40打(+0.40)、2024年が4.36打(+0.36)。パーオン率は約39%で、10人中6人がグリーンを外しました。大洗ゴルフ倶楽部のホール別データを見る
JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 9番(パー4・394ヤード)
2023年と2025年の最終プロテストで、こちらも2回とも「いちばん難しいホール」。2025年の平均は4.30打(+0.30)でした。同じコースの14番(パー3・170ヤード)は、2025年のパーオン率が37.9%と低く、短いパー3でも油断できません。JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部のホール別データを見る
パーオン率が2割を切ったホール
1次プロテストでは、パーオン率が2割を切るホールもありました。ゴルフ倶楽部成田ハイツリーの2番(パー4・403ヤード、2022年)は16.9%、裾野カンツリー倶楽部の13番(パー4、2024年は17.1%・2025年は19.2%)です。プロを目指す選手でも5人に4人がグリーンに乗せられなかったホールなので、アマチュアがボギーなら上出来です。成田ハイツリーのデータ/裾野カンツリー倶楽部のデータ
シニアゴルファーの楽しみ方
- 自分のスコアと比べる:合格ライン72打とボギーペース(90打)の差は18打。1ホールあたり1打の差です。「あと1ホール1打ずつ縮めればプロ」と考えると、プロのすごさが実感できます
- ホールごとに比べる:受験者の平均よりパーオン率が低いホールでパーが取れたら、それはプロ並みの1ホールです
- ティーの違いは忘れずに:女子の最終・2次プロテストは約6,250〜6,600ヤードで行われています。ふだんのティーとは距離もピンの位置も違うので、あくまで話題として楽しみましょう
すべての会場と合格ラインは、プロテストの会場になったゴルフ場(男子・女子)の一覧で見られます。ゴルフ場のページには、年ごとの合格ラインと、女子はホール別の平均スコア・パーオン率・平均パットを載せています。
まとめ
- 最終プロテストの合格ラインは、1ラウンド平均で女子が約71〜73打、男子が約70〜73打
- 女子は受験者の約5人に1人しか合格できず、全体の平均と合格ラインの差は1〜1.5打ほど
- 大洗5番、JFE瀬戸内海9番は、最終プロテストで2回「いちばん難しいホール」になった
- プロテストは長いティーで行われるので、数字は話題のひとつとして楽しむ
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