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プロテストの合格ラインは何打? 男子・女子の会場とホール別データで見る「プロとの差」

朝もやのグリーンで、カップのそばに止まったゴルフボールと白いスコアカードと鉛筆
この記事の目次
  1. プロテストのしくみ(かんたんに)
  2. 女子の最終プロテスト:合格ライン
  3. 男子の最終プロテスト:合格ライン
  4. 2次・1次プロテストの通過ライン
  5. 女子プロテストの「名物ホール」
    1. 大洗ゴルフ倶楽部 5番(パー4・396ヤード)
    2. JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 9番(パー4・394ヤード)
    3. パーオン率が2割を切ったホール
  6. シニアゴルファーの楽しみ方
  7. まとめ
    1. 今日のラウンド判定

先に結論です。プロゴルファーになるための試験「プロテスト」の最終の合格ラインは、1ラウンドの平均にすると女子が約71〜73打、男子が約70〜73打でした(2022〜2026年)。これを3〜4日間続けて、ようやく上位に入れます。この記事では、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と日本プロゴルフ協会(PGA)の公式の成績から、会場になったゴルフ場と合格ライン、女子プロテストのホール別データをまとめました。会場のゴルフ場を回るときは、「ここを72で回れたらプロテスト合格ライン」と話題にしながら回ってみてください。

プロテストのしくみ(かんたんに)

  • 女子(JLPGA):1次(3日間)→2次(4日間)→最終(4日間)。最終で上位20位タイまでが合格です
  • 男子(PGA):1次・2次の予選(2次は3日間)→最終(4日間)。最終で上位50位タイまでが合格です(天候で短くなる年もあります)
  • どの段階も、決められた順位までに入らないと次へ進めません。1日だけ良くても足りず、毎日安定して回る力が求められます

女子の最終プロテスト:合格ライン

年会場合格ライン(4日間)1ラウンド平均合格者/受験者受験者全体の平均
2025年JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)通算±0(288打)72.0打22人/106人73.4打
2024年大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)通算+4(292打)73.0打26人/105人74.2打
2023年JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)通算−5(283打)70.8打21人/101人72.1打
2022年大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)通算+3(291打)72.8打20人/100人74.3打

パーはどの年も72です。合格できるのは受験者のおよそ5人に1人。受験者全体の平均(1ラウンド72〜74打)と合格ラインの差は、わずか1〜1.5打ほどです。2026年の最終は、11月3日〜6日に静ヒルズカントリークラブ(茨城県)で行われる予定です。

男子の最終プロテスト:合格ライン

年会場パー合格ライン1ラウンド平均合格者
2026年烏山城カントリークラブ704日間で通算+1(281打)70.3打52人
2025年烏山城カントリークラブ704日間で通算+5(285打)71.3打58人
2024年片山津ゴルフ倶楽部 白山コース714日間で通算+4(288打)72.0打51人
2023年登別カントリー倶楽部713日間で通算±0(213打)※71.0打55人
2022年登別カントリー倶楽部713日間で通算+5(218打)※72.7打51人

※2022年は濃霧、2023年は悪天候のため、3ラウンドに短縮されました。2026年はパー70のコースで、4日間ずっと1ラウンド70.3打で回らないと合格できませんでした。

2次・1次プロテストの通過ライン

  • 女子の2次(4日間)を通過して最終に進むラインは、1ラウンド平均で約70.5〜74.0打
  • 女子の1次(3日間)を通過して2次に進むラインは、1ラウンド平均で約71〜75打
  • 男子の2次(3日間)を通過して最終に進むラインは、1ラウンド平均で約71.3〜73.7打

同じ「通過ライン」でも、コースや天気で2〜4打の差が出ます。風が強い年や距離の長いコースでは、ラインが一気に上がります。

女子プロテストの「名物ホール」

女子プロテストは、日本女子プロゴルフ協会がホールごとの平均スコアやパーオン率を公開しています。そこから、プロを目指す選手たちが苦しんだホールを紹介します。

大洗ゴルフ倶楽部 5番(パー4・396ヤード)

2022年と2024年の最終プロテストで、2回とも「いちばん難しいホール」になりました。受験者の平均は2022年が4.40打(+0.40)、2024年が4.36打(+0.36)。パーオン率は約39%で、10人中6人がグリーンを外しました。大洗ゴルフ倶楽部のホール別データを見る

JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 9番(パー4・394ヤード)

2023年と2025年の最終プロテストで、こちらも2回とも「いちばん難しいホール」。2025年の平均は4.30打(+0.30)でした。同じコースの14番(パー3・170ヤード)は、2025年のパーオン率が37.9%と低く、短いパー3でも油断できません。JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部のホール別データを見る

パーオン率が2割を切ったホール

1次プロテストでは、パーオン率が2割を切るホールもありました。ゴルフ倶楽部成田ハイツリーの2番(パー4・403ヤード、2022年)は16.9%、裾野カンツリー倶楽部の13番(パー4、2024年は17.1%・2025年は19.2%)です。プロを目指す選手でも5人に4人がグリーンに乗せられなかったホールなので、アマチュアがボギーなら上出来です。成田ハイツリーのデータ/裾野カンツリー倶楽部のデータ

シニアゴルファーの楽しみ方

  • 自分のスコアと比べる:合格ライン72打とボギーペース(90打)の差は18打。1ホールあたり1打の差です。「あと1ホール1打ずつ縮めればプロ」と考えると、プロのすごさが実感できます
  • ホールごとに比べる:受験者の平均よりパーオン率が低いホールでパーが取れたら、それはプロ並みの1ホールです
  • ティーの違いは忘れずに:女子の最終・2次プロテストは約6,250〜6,600ヤードで行われています。ふだんのティーとは距離もピンの位置も違うので、あくまで話題として楽しみましょう

すべての会場と合格ラインは、プロテストの会場になったゴルフ場(男子・女子)の一覧で見られます。ゴルフ場のページには、年ごとの合格ラインと、女子はホール別の平均スコア・パーオン率・平均パットを載せています。

まとめ

  • 最終プロテストの合格ラインは、1ラウンド平均で女子が約71〜73打、男子が約70〜73打
  • 女子は受験者の約5人に1人しか合格できず、全体の平均と合格ラインの差は1〜1.5打ほど
  • 大洗5番、JFE瀬戸内海9番は、最終プロテストで2回「いちばん難しいホール」になった
  • プロテストは長いティーで行われるので、数字は話題のひとつとして楽しむ

あわせて読みたい:プロでも難しい名物ホール10選/毎年同じゴルフ場で開かれるプロの大会41/プロテストの会場になったゴルフ場/プロ・アマの大会が開かれたゴルフ場/シニアプロの大会が開かれるゴルフ場

参考文献・出典

  1. 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテスト 日程・成績
  2. 日本プロゴルフ協会(PGA)資格認定プロテスト 日程・成績
  3. GOLF100「プロテストの会場になったゴルフ場(男子・女子)」